版数: v1.0 発効予定日: 2026-09-01(座長就任後の初回会合での正式採用予定) 策定者: 一般社団法人 社会構想デザイン機構(ISVD)
第1条(目的)
本規約は、議会コモンズ(全国地方議会発言データベース。旧称 マチカルテ)の編集委員会の構成、運営、報酬、ガバナンスを定めることを目的とする。中立基盤としての信頼を制度的に担保し、代表理事への意思決定の集中を分散する。
第2条(編集委員会の役割)
編集委員会は以下を担う。
- 議会コモンズの公開コンテンツの L2-L3案件(議員発言評価・政策評価・選挙関連・人物特定情報)の判断統括
- 編集ガイドラインの遵守監視と改訂審議
- 透明性レポートの編集
- 議員 ID レジストリ等の核心資産の中立運用監督
- ユーザーフィードバックのトリアージと反映
第3条(編集ガイドラインの採用)
編集委員会は、初回会合において議会コモンズ編集ガイドライン v1.0を正式採用する。採用後の運用ルールは以下のとおり。
- 全コンテンツ(ISVD 署名コンテンツ、AI 対話、外部連携コンテンツ)は本ガイドラインに従う
- ガイドラインの A/B/C 振り分けルール、3軸判定基準、議員ページ特別ルール、報道連携ルール、公開前チェックリストを編集委員会の判断基準とする
- ガイドライン改訂は本規約第11条に従う
第4条(構成と人数)
編集委員会は以下の四層構造で構成する。
| 層 | 役割 | Phase 1規模 | Phase 2規模 |
|---|---|---|---|
| 座長 | 実質編集長、L2-L3判断統括 | 1名 | 1名 |
| 編集委員 | L1-L2案件レビュー | 3名 | 5名 |
| 学術諮問委員 | 大方針確認、学術 endorsement | 3名 | 5名 |
| 法務委員 | L3案件の名誉毀損・訴訟リスク評価 | 1-2名(プロボノ) | 1-2名 |
合計: Phase 1 = 7名 / Phase 2 = 11-12名。外部の研究者・実務家を過半数とする。
第5条(報酬制度)
5.1三層構造 + 段階導入
| 役割 | Phase 1(2026 Q3-2027 Q4) | Phase 2(2028 Q1-2029 Q4) | Phase 3(2030 Q1+) |
|---|---|---|---|
| 座長 | 月30,000円 | 月50,000円 | 月80,000円 |
| 編集委員 | 月固定10,000円 / 名 | 月固定15,000円 / 名 + 案件1,000-2,000円 / 件 | 同 Phase 2 |
| 学術諮問 | 旅費実費(年100,000円程度) | 旅費 + 会合費(年300,000円程度) | 同 Phase 2 |
| 法務 | プロボノ | プロボノ + 案件30,000-100,000円 / 件 | 同 Phase 2 |
5.2年額予算(参考)
- Phase 1(7名): 約820,000円
- Phase 2(11-12名): 200万円から230万円
- Phase 3: 266万円から412万円
5.3知的財産提供(無償・低額参加者のため)
無償または低額参加への補完として以下を提供する。
- 「議会コモンズ編集集」「透明性レポート」への共著者掲載
- 学術発表時の連名(査読論文・学会発表)
- 機関誌・寄稿時の編集委員表記
5.4支払いフロー
業務委託契約(一般社団法人 社会構想デザイン機構と各委員)。月次請求書または年次一括。会計処理は freee で管理する。
第6条(任期)
- 全役職: 2年(再任可、原則3期 = 6年上限)
- 座長は再任時に学術諮問委員会の信任を得ること
- 中途退任は3ヶ月前の通知を原則とする
第7条(運営方法)
7.1定例会
- 月1回、60分、オンライン会議(Google Meet)
- 全体方針 + 重要案件のみ議論
- 欠席可(議事録 + 後追い意見表明で参加可)
7.2非同期運営
- 案件キュー: GitHub Issues + Labels(L0-L3自動振り分け、編集委員がセルフアサイン)
- 議論: Discord 公開チャンネルまたは Slack 非公開でスレッド単位、24時間から72時間以内に意見集約
- 判断記録: GitHub Discussions または Notion で全公開
- 学術諮問会合: 年1回、オフライン + Zoom 配信
7.3代表理事の関与
- 座長と週1回30分の同期
- 月次定例参加(任意)
- 重要判断(解散・規模縮小・法的紛争)のみ最終承認権を持つ
第8条(利益相反防止)
8.1開示義務
委員は以下を就任時に開示する。詳細様式は別途定める利益相反開示テンプレートに従う。
- 政党所属歴
- 公職就任歴(過去5年)
- 直近3年の利害関係先(受託・顧問・株式保有等)
- 議会データ系コンサル既存大手との関係
8.2議決権の制限
利益相反が疑われる案件への議決から、当該委員は除外する。
8.3関連法人との関係
- ISVD(中立基盤)の編集委員会と、関連する有償受託主体は別法人として分離運営する
- 編集委員会の判断に、有償受託主体のクライアント案件の影響を持ち込まない
- 代表理事が両法人を兼ねる構造の場合、利益相反取引には学術諮問委員会または第三者理事の承認を要する
第9条(透明性)
9.1編集委員会の透明性
- 委員名簿の公開(ISVD 公式サイト)
- 月次定例議事録の公開
- 年次活動報告の公開
9.2判断ログの公開
- 全 L1-L3判断のログを GitHub Discussions または Notion で公開(個人情報を除く)
- 四半期透明性レポートに集約
9.3ガバナンス改善
- 委員会自体の運営に対するフィードバック窓口: お問い合わせフォーム
- 年次自己評価と外部レビュー
第10条(解任)
委員は以下の場合、編集委員会または学術諮問委員会の議決により解任される。
- 第8条の利益相反開示義務違反
- 編集ガイドライン重大違反
- 6ヶ月以上の継続的な活動停止
- 政党所属または公職就任(任期中の中立性喪失)
- その他、編集委員会の信頼を著しく損なう行為
第11条(規約・ガイドラインの改訂)
11.1本規約の改訂
- 年次レビューを実施する
- 改訂案は編集委員会の2/3以上の賛成 + 学術諮問委員会の助言を要する
- 改訂履歴は透明性レポートで公開する
11.2編集ガイドラインの改訂
- 編集委員会が四半期ごとにレビューする
- 改訂は学術諮問委員会の助言を経て確定する
- 改訂履歴は透明性レポートで公開する
第12条(解散時の引継ぎ)
一般社団法人 社会構想デザイン機構が解散する場合、編集委員会の活動は以下のとおり扱う。
- 過去の判断ログ・透明性レポートは Internet Archive および Zenodo に永久保存する
- 引継先団体(civic tech 団体・大学・研究機関等)への打診を行う
- 委員には解散の6ヶ月前に通知する
第13条(附則)
13.1経過措置
座長未就任の期間(β リリース2026-06-05から座長就任まで)は、代表理事が暫定的に編集長役を兼務する。ただし以下を守る。
- L2-L3判断は学術諮問委員(待鳥聡史先生・宍戸常寿先生・廣瀬克哉先生等)への相談を経る
- 暫定期間は最長2026年末までとする
- 暫定期間中も編集ガイドラインを遵守する
13.2初回会合の議題
座長就任後の初回会合では以下を議題とする。
- 本規約の正式採用(第11条第1項の手続き)
- 編集ガイドライン v1.0の正式採用(第3条)
- 編集委員3名(Phase 1規模)の選任
- 学術諮問委員拡張3名の選任
- 法務委員(プロボノ弁護士)1名から2名の選任
- 透明性レポート初版の編集方針
改訂履歴
- v1.0(2026-06-01策定、2026-09初回会合での正式採用予定)
- 2026-09-18 名称の反映: 本規約が対象とする基盤の名称を「マチカルテ」から「議会コモンズ」に改めた。2026-07-16にマチカルテを構想0区(まちのカルテ)と議会コモンズ(全国地方議会発言データベース)に分けた決定を受けたもので、本規約が定める判断対象(議員発言評価・議員 ID レジストリ等)は議会コモンズにあたる。条文の内容は変えていないため版数は v1.0 のままとする(第11条の改訂手続きの対象外)