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一般社団法人社会構想デザイン機構

文化

3件のコンテンツ

論考・インサイト

令和の丙午と少子化の真実 : 迷信が動かす余地のない構造化への移行

60年に一度の丙午にあたる2026年、1月の出生数速報は前年同月比+0.5%。1966年の-25.4%とは桁違いに小さい。だが「迷信効果が消えた」と読むのは早計である。1906年は-4%、1966年は-25.4%、そして2026年はほぼゼロ。三つの丙午が同じ迷信を共有しながら違う結果を出した理由を辿ると、迷信単独ではなく、避妊普及・家族計画政策・メディア増幅・既婚女性の合理的選択が同期したときにのみ巨大なショックが現れることが見えてくる。令和の丙午が動かないのは、迷信を打ち消す余地すら残っていないほど、少子化が単年ショックから慢性ショックへと構造化したからである。

論考・インサイト

図書館を閉じてシェルターを掘る国 — 防衛費拡大と文化予算削減のトレードオフ

防衛費8.7兆円、文化庁予算1,062億円。防衛費が文教費の2.1倍に達した2025年度、日本はシェルター整備基本方針を閣議決定した。台湾370%、スイス107%、日本5%というシェルター人口カバー率の格差。ミサイルからは守るが、貧困・情報格差・孤立からの防衛は削られる構造を、国際比較と予算データから読み解く。

論考・インサイト

「美術館は公費で賄え」— 文化予算GDP比0.02%の国で問われていること

「私たちの税金をちゃんと美術館のために使え」。Threadsに投稿された一文が映し出すのは、GDP比0.02%という日本の文化予算の構造的な薄さである。フランスの約1/5、韓国の約1/3。指定管理者制度による学芸員の非正規化、地方美術館の統廃合、入館料の値上げ——美術館が「知の公共財」であり続けるための条件を、海外比較と制度分析から読む。