本文へ移動する
お問い合わせ

一般社団法人 社会構想デザイン機構

〒112-0001 東京都文京区白山2-22-20

日本社会に蔓延する「愛着」の傷 — 家父長制・核家族化・世代間連鎖が生んだ構造的問題

ヨコタナオヤ(横田直也)約14分で読めます

児童虐待21.9万件、DV12.8万件、不登校35.4万人、ひきこもり146万人。これらの統計は独立した問題ではなく、愛着形成の構造的失敗という共通の根を持つ。家父長制による感情抑圧、核家族化による孤立育児、そして世代間連鎖のメカニズムを解き明かす。

ざっくり言うと

  • 児童虐待・不登校・ひきこもりなどの社会問題は、愛着形成の構造的失敗という共通の根を持つ
  • 明治家父長制による感情抑圧と戦後核家族化による育児孤立が、愛着障害を構造的に再生産してきた
  • 世代間連鎖は行動的・エピジェネティクス的・社会構造的な3経路で伝達され、個人の問題ではなく社会構造の問題である

何が起きているのか

社会の攻撃的行動の背景に愛着形成の問題があることを統計とともに提示

SNS上で見知らぬ他者を攻撃するクレーマー、駅で女性にわざとぶつかる「ぶつかりおじさん」、ベビーカーや授乳ケープに怒りの矛先を向ける人々、いびきをかく入院患者に「個室に入れ」と要求する投稿。一見バラバラに見えるこれらの現象には、心理学的に見ると一つの共通構造がある。

自他の境界(バウンダリー)の機能不全 である。

「私が不快だ」を「社会の迷惑だ」にすり替え、他者に変容を求める。誰かが配慮される光景に「自分が損をしている」と感じる。この反応パターンの根底には、幼少期に形成されるべき「愛着(アタッチメント)」の問題が横たわっている可能性がある。

愛着崩壊の社会的表出 — 統計の収束

児童虐待2022

21.9万件

32年連続増

DV相談2023

12.8万件

過去最高水準

不登校2024

35.4万人

10年連続増・過去最多

ひきこもり2023推計

146万人

人口の2%超

共通の構造的源泉

愛着形成の失敗 × 感情調節不全の社会規模での表出

児童虐待・DV・不登校・ひきこもりは独立した問題ではなく、同一の構造的源泉を持つ — 各省庁統計より

児童虐待相談は増加傾向が32年間続き2022年度に21万9,170件。DV相談は2023年度に約12万8,000件。不登校は2024年度に35万4,000人で過去最多。ひきこもりは推計146万人()。これらの統計は独立した社会問題として個別に語られることが多い。しかし、その構造を分解すると、すべてが「愛着形成の失敗」と「感情調節不全」という共通の源流から分岐していることが見えてくる。

背景と文脈

愛着理論の基本概念と愛着障害の定義を解説

愛着障害とは何か — DSM-5の定義と愛着スタイル

愛着(アタッチメント)とは、乳幼児が主たる養育者との間に形成する情緒的絆のことである。が提唱したこの概念は、単なる「なつく」ではなく、人間が生涯にわたって対人関係を構築する際の を形成する基盤である。

DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)では、愛着の問題は2つの診断カテゴリに分類される。

分類特徴
反応性愛着障害(RAD)感情的萎縮・抑制。愛着対象との情動共有が最小限。養育環境が改善されると症状が緩和する
脱抑制型対人交流障害(DSED)見知らぬ人への無差別な愛着行動。社会的境界の無視

いずれも「不適切な養育(ネグレクト、虐待、養育者の頻繁な交代)が先行すること」が診断の前提条件とされる。一般人口における有病率はRADが約1.4%と推定される(による)。一方、施設養護・里親環境下では跳ね上がる。で里親147名・施設123名を測定した研究では、里親家庭でRADが1%未満・DSEDが18%、施設養護でRADが7%・DSEDが10%であった。養育者が報告した診断名で数えると里親23%・施設37%に達し、地域の対照群98名では0%であった。

しかし、臨床レベルの「障害」に至らなくとも、対人関係のパターンに影響を及ぼす 愛着スタイル の偏りは、はるかに広範囲に存在する。(1991)の4類型モデルでは、成人の愛着スタイルは以下のように分類される。

分類特徴
安全型(Secure)自己も他者も信頼できる。国際平均で50〜65%
不安・両価型(Preoccupied)見捨てられ不安が強く、他者への過度な依存
回避・軽視型(Dismissing)親密さを避け、自己完結を志向
恐れ・回避型(Fearful)親密さを望むが恐れる。最も不安定

愛着スタイルの国際比較

乳児Strange Situation研究に基づく

愛着スタイル国際平均日本西ドイツ
安全型(Secure)65%68%57%
回避型(Avoidant)21%~5%35%
不安・抵抗型(Resistant)14%~27%8%

Note: 日本は回避型が極めて少なく(~5%)、不安・抵抗型が突出して多い(~27%)

愛着スタイルの国際比較 — van IJzendoorn & Kroonenberg, 1988

ここで注目すべきは日本の特異なパターンである。(1988)のメタ分析によれば、日本の乳児は安全型が68%と国際平均と大差ないにもかかわらず、回避型が極めて少なく(約5%)、不安・抵抗型(アンビバレント型)が約27% と突出して多い。西ドイツが回避型35%を示すのと対照的である。

この文化的偏りは何を意味するのか。日本社会に特有の対人関係パターン、「察してほしい」「見捨てないでほしい」「なぜ自分を大切にしてくれないのか」との接続を示唆している。

発達障害との混在問題

愛着障害の理解を複雑にしているのが、発達障害(ASD・ADHD)との症状重複である。対人関係困難、感情調節障害、注意集中困難といった症状は愛着障害にもASDにもADHDにも共通する。

決定的な違いは 環境応答性 にある。愛着障害は養育環境が改善されれば症状が緩和する傾向にあるのに対し(Smyke et al., Bucharest Early Intervention Project(外部サイト、新しいタブで開きます))、ASDは神経学的基盤に起因するため環境変化による改善が限定的である。

しかし日本の臨床現場では、この鑑別が十分になされていない。精神科医のが『愛着障害: 子ども時代を引きずる人々(外部サイト、新しいタブで開きます)』(光文社新書, 2011)で指摘するように、愛着障害がASDやADHDに「落とし込まれる」誤診が存在する。が2005年頃から提唱した「発達性トラウマ障害(DTD)」は、この問題に対応する概念フレームワークであったが、DSM-5への採用は却下された。ICD-11での「複雑性PTSD(C-PTSD)」が事実上の代替として機能している。

さらに深刻なのは、発達障害と愛着障害の 悪循環構造 である。

発達障害特性 → 被養育困難 → 虐待・ネグレクト → 愛着障害形成 → 特性の悪化 → 次世代での育児困難

文部科学省のデータでは、特別支援学級在籍者は2003年の約6.3万人から2024年に39.5万人へと6.3倍増()。通常学級でも8.8%の児童生徒に「特別な教育的支援が必要」とされる()。この「増加」には診断率向上の影響もあるが、不適切な養育環境による後天的な発達困難の増加を排除しきれない。

歴史的構造 — イエ制度が植えた種

なぜ日本で愛着の問題がここまで構造化されたのか。その淵源は明治民法(1898年)が制度化した イエ制度 にまで遡る。

イエ制度の下では、戸主(家長)が婚姻・養子縁組・居住地決定に関する広範な権限を持ち、家族関係は 愛情ではなく役割と義務 によって規定された。「男が泣くな」「甘えるな」というメッセージが世代を超えて伝達され、感情表現の抑圧を構造化した。母親は「家」に従属しつつ育児を一手に担い、父親は育児から構造的に排除された。

1947年の戦後民法改正でイエ制度は法的に廃止されたが、「家の恥」「世間体」「男とは、女とは」という心理的規範は昭和を通じて継続した。この心理的残存は、(2020)が指摘するように、「母親が生物学的に強い育児責任を感じるよう準備されている」という神話を政府が明治期と戦後に強調したことと軌を一にする。

家父長制が愛着形成に与えた構造的影響は4層に及ぶ。

分類特徴
感情表現の抑圧父は威厳を示すべき存在とされ、回避型愛着の強化装置として機能
母への過負荷専業主婦モデルが母の感情的余裕を奪い、応答的養育(sensitive responsiveness)を妨害
縦の関係性の優位親子関係が「役割と義務」で規定され、情緒的安全基地が形成されにくい環境
男性の育児排除「父は仕事、母は育児」の性別役割分業が父子間愛着の形成機会を消去

そして戦後の核家族化がこの構造をさらに悪化させた。三世代同居世帯は1960年の約30%から2020年には約7%へと激減()。祖父母や地域コミュニティによる アロペアレンティング(共同養育) の自然回路が失われ、母親の育児孤立が進行した。

児童虐待相談対応件数32年間で約199倍
19901,101 件
19954,102 件
200017,725 件
200534,472 件
201056,384 件
2015103,286 件
2019193,780 件
2022219,170 件
児童虐待相談対応件数の推移(1990〜2022年度) — こども家庭庁・厚生労働省

児童虐待相談の推移はこの構造変化を映し出す鏡である。1990年度の1,101件から32年間で約199倍。認知度向上だけでは説明できない増加率である。2022年度の内訳を見ると、心理的虐待が59.1%と最多であり、目に見える身体的暴力よりも「感情的ネグレクト」が主流であることが分かる。

世代間連鎖 — トラウマはどう伝わるか

愛着の問題が世代を超えて伝達されるメカニズムは、3つの経路で説明される。

世代間トラウマの連鎖

1

不適切な養育環境

家父長制・孤立育児・ネグレクト

2

愛着形成の失敗

不安型・回避型・無秩序型の形成

3

感情調節の困難

自他境界の曖昧化・対人関係の歪み

4

成人後の対人問題

DV・モラハラ・過干渉・孤立

5

次世代への再演

親としての育児困難→子の愛着障害

次世代で再開

エピジェネティクス伝達

DNAメチル化パターンを通じて、ストレス応答システム(HPA軸)の脆弱性が生物学的に次世代へ伝達される可能性がある

Kaufman & Zigler (1987): 被虐待経験を持つ親のうち約30%(±5%)がわが子を虐待する

愛着障害の世代間連鎖モデル — Kaufman & Zigler, 1987; 久保田まり, 国立社会保障・人口問題研究所

第一に、行動的伝達。親の愛着スタイルは子の愛着スタイルに強い影響を与える。 & (1990)の成人愛着面接(AAI)研究は、親が未解決のトラウマや喪失体験を持つ場合、乳幼児とのやりとりで「恐ろしい、恐れさせる」行動が無意識に生じ、D型(無秩序・無方向型)愛着を形成することを示した。(国立社会保障・人口問題研究所)の研究では、虐待のない養育環境でも15%の乳幼児がD型愛着を示し、その主因は養育者の未解決トラウマであると指摘されている。

第二に、(後成遺伝学的修飾)による生物学的伝達。ホロコースト生存者とその子孫を対象とした研究では、ストレス応答に関わるFKBP5遺伝子のメチル化パターンが世代間で関連することが示された()。妊娠中のストレス曝露は胎盤を介して胎児のHPA軸(ストレス応答システム)の発達に影響を与え、世代間トラウマ伝達には脳のミトコンドリア機能不全も関与する可能性がある(、Communications Biology)。

第三に、社会構造的伝達。家父長制的価値観が制度的に温存される限り、個々の家庭での愛着修復は構造的に阻害される。(1987)の推定では、被虐待経験を持つ親のうち約30%(±5%)がわが子を虐待するとされる。連鎖率は100%ではないが、一般人口の虐待率と比較すると明らかに高い。

ここで一つの仮説が浮かび上がる。戦後のアダルトチルドレン世代から数えて、世代間トラウマの影響が薄れるのは3代目以降と言われる。2026年現在、その「3代目」がちょうど親になっている年齢層にある。統計に表れている虐待・不登校・ひきこもりの増加は、この世代間連鎖がピークに達しつつあることの反映かもしれない。

構造を読む

日本社会における愛着問題の構造的要因を分析

「甘え」の崩壊と境界問題

精神科医・が1971年に著した『「甘え」の構造(外部サイト、新しいタブで開きます)』は、日本語固有の概念「甘え(amaeru)」を精神分析的に考察した古典的著作である。土居によれば、甘えの核心は「他者が自分に対して好意を持っていると理解した上で、甘えて行動する」ことにある。それは「自他の分離という実存的現実を否定し、分離の苦痛を超えようとする」心理動態である。

Bowlbyの愛着理論との接続で言えば、甘えは 安心できる依存(secure dependency) の延長線上にあり、正常発達の一部として機能する。 ただし、安全基地(secure base)の確実性が前提 である。

問題は、安全基地が不確かなとき、すなわち愛着が不安定化したときに生じる。甘えの心理は「自他未分化」を前提とするため、安全基地がなければ一方的な依存要求・他者の自律性の侵害・「察してほしい」という言語化回避として現れる。

自他境界の機能不全パターン

健全な甘え(安全基地あり)

  • 相互の配慮と信頼
  • 言語化された依存
  • 自律性の尊重

病理的変容(安全基地なし)

  • 「察してほしい」の強要
  • 他者の自律性の侵害
  • 「私の不快 = 社会の問題」
職場
困った時に上司に相談する
→
部下の境界を侵害するパワハラ
SNS
共感を求めて投稿する
→
他者の幸福を攻撃する炎上行動
公共空間
配慮し合い我慢し合う
→
「私が嫌だ」を「社会の迷惑」に変換
「甘え」の構造(土居健郎, 1971)を現代の境界問題に適用

冒頭で挙げた社会現象を、この枠組みで読み直すことができる。

  • 「いびきが迷惑だから個室に入れ」→ 自分の不快を他者の行動変容で解決しようとする境界侵害
  • 「ベビーカーが邪魔」「授乳ケープが不快」→ 他者が配慮される光景に「自分が損をしている」と感じる
  • SNSでの攻撃・炎上→ 匿名性の脱抑制効果と愛着不安が結合した置換攻撃

研究はこの接続を裏付ける。不安定愛着(不安型・回避型)とSNSの問題的・依存的使用には有意な正の関連があり()、不安型愛着の個体ほど(取り残される恐怖)が高く、排除への過敏さがオンラインの攻撃的行動リスクを高める。SNS上の→相対的剥奪感→→攻撃行動というパス()は、「誰かが得をしている=自分が損をしている」という思考回路の心理学的メカニズムそのものである。

愛着の問題と承認欲求の違い

ここで一つの混同を整理しておく必要がある。SNS上の攻撃的行動や過度な自己アピールは、しばしば「承認欲求が強い」と片付けられるが、愛着の問題と承認欲求はまったく異なる概念階層にある。

において、承認欲求(Esteem Needs)は第4階層に位置する正常な心理的欲求である。一方、愛着は第3階層の「愛・所属欲求」、さらにはその基盤となる第2階層の「安全欲求」に関わる。自身が『Motivation and Personality(外部サイト、新しいタブで開きます)』(1954)において「適応不全と精神病理の最も一般的な基盤は、愛の欲求の阻害である」と述べた通り、愛着の問題はより根源的な階層に位置する。

重要なのは 因果の方向性 である。愛着不安は「安定した内的作業モデル」の欠如により、外部からの承認への依存度を病理的に高める。つまり、過剰な承認欲求は原因ではなく、 愛着不安の「症状」として現れている ことがある。

この区別を見誤ると、「承認欲求を自制すればいい」という表層的な処方箋に終わる。構造的に必要なのは、愛着の安全基地を(再)構築することである。

「モラハラが日本のインフラ」 — 構造の全体像

ここまでの分析を統合すると、一つの構造的仮説が浮かび上がる。

明治家父長制が感情表現を抑圧する文化的基盤を敷き、戦後の核家族化がアロペアレンティングを消滅させ、高度経済成長期の「父は仕事、母は育児」モデルが母親の孤立育児を常態化させた。この3つの構造変動が重なった結果、日本社会は「愛着形成が構造的に困難な環境」を数十年にわたって再生産してきた。

そしてこの構造は、行動的経路とエピジェネティクス経路の両方を通じて世代間で伝達されている。虐待経験を持つ親における約30%の連鎖リスク()が複数世代にわたって蓄積すれば、その影響は計り知れない。

日本の職場でパワーハラスメントの被害経験率が32.5%(。2020年調査では31.4%と依然高水準)に達するのは、家父長制的な縦型権威構造、すなわちイエ制度の親子ヒエラルキーの職場転写がもたらす当然の帰結と読める。上司による部下への心理的支配・境界侵害は、不安定な愛着スタイルと自他境界の曖昧さが組織の中で再演されたものにほかならない。

「モラハラが日本のインフラ」という表現は、構造分析の観点からは誇張ではない。自己責任論を唱えながら弱者に忍耐を押し付け、根本的な問題解決から目を逸らすこの行動パターン自体が、安全基地を持たない個人が社会の中で「仮の安定」を維持するための防衛機制として機能しているからである。

回復の方向性 — 個人と社会

愛着の問題は「治る」のか。率直に言えば、容易ではない。精神科医や福祉のプロでさえ困難を認めるテーマである。しかし、エビデンスに基づく介入の蓄積は着実に進んでいる。

個人レベル では、愛着に焦点化した心理療法(愛着療法・EMDR・スキーマ療法)が効果を示している。Youngらのスキーマ療法研究を日本的文脈に適用した研究()は、集団主義社会における「懲罰的親モード」の特異的パターンを指摘し、文化的に適応した治療アプローチの必要性を論じている。

社会レベル では、3つの方向性が見える。

分類特徴
孤立育児の構造的解消産後ケア施設の拡充、子育て世代包括支援センター(こども家庭センター)の実質化、コミュニティベースの共同養育ネットワーク
早期介入の制度化乳幼児健診での愛着スクリーニング、ペアレント・トレーニングの普及、養育者のトラウマケア
「感情を言語化する力」の社会実装学校教育における社会情動学習(SEL)の体系的導入。感情調節スキルの習得は愛着の安全基地がなかった子どもへの代替的安全基盤として機能しうる

しかし最も根本的な課題は、この問題を「個人の性格」や「育て方が悪い」という個人化の罠に落とし込まないことである。愛着障害は社会構造が生み出した構造的産物であり、その対処には構造的アプローチが不可欠である。

虐待相談21.9万件、不登校35.4万人、ひきこもり146万人は、それぞれ異なる調査で把握された数値である。共通の原因があると即断せず、家庭・学校・地域で利用できる支援と、当事者が支援を受けにくい条件を検討する必要がある。


この記事で使った統計の出典

  1. 1こども家庭庁 児童虐待相談対応件数(2022年度) 出典を開く
  2. 2文部科学省 令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等調査(2024年度) 出典を開く
  3. 3Archambault et al., Assessment 32(6): 839-858(2025年) 出典を開く
  4. 4厚生労働省 職場のハラスメントに関する実態調査(2016年度) 出典を開く

参考文献

Review of the Current Knowledge of Reactive Attachment Disorder — Zeanah, C. H. et al. (2022). PMC (NCBI)

Placement in Foster Care Enhances Quality of Attachment Among Young Institutionalized Children — Smyke, Zeanah, Fox, Nelson, & Guthrie (2010). Child Development, 81(1), 212-223(Bucharest Early Intervention Project)

Validation of the Reactive Attachment Disorder and Disinhibited Social Engagement Disorder Assessment (RADA): A DSM-5 Semistructured Interview — Archambault, Cyr, Minnis, Lehmann, & Monette (2025). Assessment, 32(6), 839-858

Parental bonding in retrospect and adult attachment style: A comparative study between Spanish, Italian and Japanese cultures — Taguchi, M. et al. (2022). PMC (NCBI)

Cross-cultural patterns of attachment: A meta-analysis of the Strange Situation — van IJzendoorn, M. H. & Kroonenberg, P. M. (1988). Child Development

Developmental Trauma Disorder: A Legacy of Attachment Trauma in Victimized Children — Milot, T. et al. (2021). PMC (NCBI)

Challenges to Changing the Culture of Parenting in Japan — Nakazawa, J. & Shwalb, D. W. (2020). PMC (NCBI)

児童虐待における世代間連鎖の問題と介入についての文献的研究 — 久保田まり (2010). 国立社会保障・人口問題研究所

Intergenerational transmission of trauma effects: putative role of epigenetic mechanisms — Yehuda, R. & Lehrner, A. (2018). World Psychiatry

令和4年度 児童虐待相談対応件数(速報値) — こども家庭庁 (2023). こども家庭庁

Effect of relative deprivation on aggressive behavior: The mediating role of hostile attribution bias — Zhang, H. et al. (2023). PMC (NCBI)

Addiction to Social Media and Attachment Styles: A Systematic Review — D'Arienzo, M. C. et al. (2019). International Journal of Mental Health and Addiction (Springer)

Attachment Styles Among Young Adults: A Test of a Four-Category Model — Bartholomew, K. & Horowitz, L. M. (1991). Journal of Personality and Social Psychology

Do abused children become abusive parents? — Kaufman, J. & Zigler, E. (1987). American Journal of Orthopsychiatry, 57(2), 186-192

Intergenerational trauma transmission is associated with brain metabotranscriptome remodeling and mitochondrial dysfunction — Picard, M. & McEwen, B. S. (2021). Communications Biology

愛着障害: 子ども時代を引きずる人々 ved Traumatic Experiences Are Related to Infant Disorganized Attachment Status — Main, M. & Hesse, E. (1990). In M. T. Greenberg et al. (Eds.), Attachment in the Preschool Years. University of Chicago Press

Schema Therapy in Collectivist Societies — Shimizu, E. et al. (2024). Psychology International (MDPI)

Motivation and Personality — Masl (2021). 厚生労働省

参考書籍

読んだ後に考えてみよう

  1. あなたは幼少期に感情を受け止めてもらった経験をどの程度覚えているだろうか?
  2. 身近で「他者への過度な要求」をする人を見かけたとき、どのような背景を想像するだろうか?
  3. 自分自身の対人関係において、相手との境界線を適切に保てていると感じるだろうか?

この記事の用語

FOMO(取り残される恐怖)
自分だけが取り残されているのではないかという不安・恐怖。SNS普及に伴い社会心理学で注目される概念で、不安型愛着との正の相関が確認されている。
エピジェネティクス
DNA配列の変化を伴わずに遺伝子の発現が変化する現象。環境ストレスがDNAメチル化などを通じて遺伝子のスイッチを書き換えることがある。
マズローの欲求階層説
マズローが提唱した、人の動機を説明するモデル。欲求を生理、安全、所属と愛、承認、自己実現の5段階に整理する。
上方社会比較
自分より優れた・恵まれた他者と自己を比較する心理過程。SNS上で頻繁に生じ、相対的剥奪感や自己評価の低下をもたらすことがある。
相対的剥奪感
自分が受けるべきものを受けていないという主観的な不公正感。他者との比較から生じ、敵意や攻撃行動の心理的基盤となりうる。
敵意帰属バイアス
他者の曖昧な行動を敵意あるものとして解釈する認知的偏り。不安定な愛着スタイルや相対的剥奪感と関連し、攻撃的反応を引き起こしやすくする。
内的作業モデル
乳幼児期の愛着経験を通じて形成される、自己と他者に関する心的表象。対人関係の期待・感情調節・ストレス応答のテンプレートとして生涯にわたり機能し、安定型か不安定型かによって対人行動パターンが大きく異なる。

新着コラムをメールで受け取る

週1-2本の社会構造分析コラムを配信します。登録は無料です。

社会構想デザイン機構の活動に参加しませんか?

会員登録で最新の研究・活動レポートをお届けします。協業やプロジェクト参加のご相談もお気軽にどうぞ。

活動を支える賛助会員

年会費5,000円で、社会構想デザイン機構の調査研究と情報発信を支えられます。自動更新はありません。

検索

⌘K で検索を開く・閉じる