一般社団法人社会構想デザイン機構

教育格差と学びの機会

授業料無償化の設計矛盾、不登校35万人の構造、教員不足、高等教育と労働市場の断絶。

13件のコンテンツ

論考・インサイト

大学無償化の「条件」を知っていますか — 所得制限・多子世帯要件・国際比較の構造

2025年4月から多子世帯の大学無償化が始まった。だが対象は全世帯の12.7%に過ぎない。所得制限・同時扶養要件・国立大値上げとの矛盾。OECD最下位クラスの家計負担率51%が示す日本の高等教育の構造問題を、ドイツ・北欧・米国との比較で読み解く。

教育公共政策福祉日本
実践ガイド

若年ボランティアはなぜ離れるのか — NPOが知るべき構造的要因と定着設計

若者のボランティア離脱は本人のモチベーション不足ではなく、受入側の構造的な設計不備に起因する場合が多いです。内閣府調査や先行研究の統計データと国内外の成功事例をもとに、NPOが実践できるオンボーディングと定着設計のフレームワークを提示します。

協働社会参加教育NPO
実践ガイド

職業訓練の効果は測れるのか — EBPMが問う人材育成政策の評価設計

年間数千億円の公費を投じる日本の公的職業訓練制度。その効果を厳密に測定する仕組みはほぼ存在しない。EBPMの視点から、公的訓練プログラムの評価設計手法と主要国との国際比較を行い、NPOが取り組める実践的な評価フレームワークを体系的に整理する。

教育EBPM評価エビデンス
論考・インサイト

「無償化」されないもの — 高校授業料無償化が覆い隠す教育格差の構造

2026年度、高校授業料の所得制限が完全撤廃される。しかし無償化されるのは「授業料」のみ。公立・私立の3年間差額129万円、教育支出GDP比3.9%のOECD最低水準——「無償化」の名が覆い隠す構造を分析する。

教育政策分析福祉日本
論考・インサイト

クレーム1本で2,100食が消えた日 — いわき市赤飯廃棄事件が映す行政の構造的脆弱性

2026年3月11日、福島県いわき市で卒業祝いの赤飯約2,100食が匿名電話1本を受けて廃棄された。電話の主は廃棄を求めていなかった。1人の声が2,100人の権利を奪う構造と、食品ロス削減を掲げる行政の矛盾を分析する。

社会課題政策分析教育日本
論考・インサイト

生成AI時代の職業訓練:制度設計はテクノロジーに追いつけるか

ChatGPTの登場から3年、生成AIはホワイトカラー職を中心に労働市場を急速に変容させている。しかし公的職業訓練制度の改定サイクルは数年単位であり、技術進化との間に構造的なタイムラグが生じている。リスキリング政策の実効性を国際比較データから検証する。

AI導入労働・雇用教育制度・政策
論考・インサイト

高等教育と労働市場の断絶:大学が育てる人材と社会が求める人材

大学進学率が6割を超える一方、新卒の約3割が3年以内に離職する現実がある。高等教育が育成する人材像と労働市場が求めるスキルの構造的乖離を、OECD各国の比較データと国内の就職統計から多角的に分析し、教育政策と雇用政策の接続不全がもたらす社会的コストを考察する。

教育就職労働・雇用日本
論考・インサイト

子どもの食卓が壊れるとき — 給食無償化・孤食・子ども食堂の三重構造

一食270円の学校給食は、物価高騰と2026年無償化政策の狭間で質の低下に直面している。ひとり親世帯の子どもの34%が夏休みに1日2食以下。子ども食堂は12,601カ所に急増したが、善意に依存するシステムの持続可能性は危うい。制度・民間・家庭の3層で「子どもの食」の構造的危機を読み解く。

社会課題教育福祉子ども
研究室

権威と無知の再生産 — 「知る必要がない」の構造

なだいなだ『権威と権力』を起点に、権威が「知る必要がない」という認識を植え付け、無知を構造的に再生産するメカニズムを分析する。教育・医療・司法の3つの制度領域における事例を通じて、認識的服従の構造を明らかにする。

無知学認識的不正義社会課題教育
論考・インサイト

「頑張らない世代」は本当か — 学生の価値観変容、採用のミスマッチ、社会参加の再設計

「頑張らない世代」などというものは存在しない。存在するのは、頑張り方を見失わせた社会環境と、その頑張りを受け止める仕組みの不在である。学生の就職観の変容やボランティア参加動機と企業の採用戦略とのミスマッチを、最新の調査データから構造的に読み解く。

教育労働・雇用社会参加コミュニティ
論考・インサイト

「関係人口」は学生活動の持続可能性を変えるか — 文京区16団体の報告会から見えた構造

学生団体は約4年サイクルで構成員が入れ替わるという構造的な脆弱性を抱えている。関係人口の枠組みはこの課題に対して何を変えうるのか。文京区の16団体による活動報告会と関係人口政策の動向を踏まえ、中間支援組織が果たすべき持続可能性への役割を考察する。

コミュニティ社会参加教育人口
お知らせ

令和7年度「学生による地域活動報告会 in 文京区」参加レポート

2026年3月10日に文京区社会福祉協議会が主催した「学生による地域活動報告会」にISVDが参加しました。16の学生団体がそれぞれ5分間ずつ活動を報告し、子ども食堂から災害復興支援まで多様な地域活動の現状と今後の展望を共有した報告会の記録です。

活動レポート地域イベント教育コミュニティ
お知らせ

神山まるごと高等専門学校 「Wednesday Night」ゲストトークイベント レポート

2025年6月4日、徳島県神山町にある神山まるごと高専にて開催されたWednesday Nightイベントの参加レポートです。ISVD代表理事がゲスト講師として登壇し、社会構想デザインをテーマに高専生や地域住民の方々と活発な対話を行いました。

活動レポート教育