一般社団法人社会構想デザイン機構

労働・雇用

11件のコンテンツ

論考・インサイト

生成AI時代の職業訓練:制度設計はテクノロジーに追いつけるか

ChatGPTの登場から3年、生成AIはホワイトカラー職を中心に労働市場を急速に変容させている。しかし公的職業訓練制度の改定サイクルは数年単位であり、技術進化との間に構造的なタイムラグが生じている。リスキリング政策の実効性を国際比較データから検証する。

実践ガイド

ジェンダー平等と組織設計の実務ガイド

ジェンダー平等を理念として掲げるだけでなく、日々の組織運営に具体的に実装するにはどうすればよいのか。本ガイドでは、NPO・自治体・企業それぞれの文脈に即した採用・評価・意思決定プロセスの改善手法を、国内外の先進的な実践事例とともに解説します。

論考・インサイト

高等教育と労働市場の断絶:大学が育てる人材と社会が求める人材

大学進学率が6割を超える一方、新卒の約3割が3年以内に離職する現実がある。高等教育が育成する人材像と労働市場が求めるスキルの構造的乖離を、OECD各国の比較データと国内の就職統計から多角的に分析し、教育政策と雇用政策の接続不全がもたらす社会的コストを考察する。

論考・インサイト

非正規雇用2100万人時代の構造転換:「同一労働同一賃金」は格差を縮めたか

2,126万人。日本の全雇用者の36.8%を占める非正規雇用。正社員との月額賃金差は11.6万円、賃金格差指数は66.9に達する。同一労働同一賃金の施行から5年、手当の是正は進んだが基本給格差は依然として残る。構造的転換の現在地を分析する。

研究室

貧困と認識的排除 — 「知ることすらできない」構造

鈴木大介『最貧困女子』が描いた「三つの縁」の喪失は、情報へのアクセス遮断と不可分である。貧困が無知を強制し、無知が貧困を再生産するスパイラルを、認識的排除と複雑性の武器化の複合メカニズムとして分析する。

論考・インサイト

「106万円の壁」撤廃の構造 — 200万人が直面する社会保険の転換点

2026年10月、社会保険の「106万円の壁」が撤廃される。約200万人のパート・短時間労働者が新たに厚生年金・健康保険の加入対象となる。手取り減と将来給付増のトレードオフ、3年間の経過措置、そして残存する「130万円の壁」。10年にわたる適用拡大の到達点と、制度設計の構造的課題を読み解く。

論考・インサイト

「頑張らない世代」は本当か — 学生の価値観変容、採用のミスマッチ、社会参加の再設計

「頑張らない世代」などというものは存在しない。存在するのは、頑張り方を見失わせた社会環境と、その頑張りを受け止める仕組みの不在である。学生の就職観の変容やボランティア参加動機と企業の採用戦略とのミスマッチを、最新の調査データから構造的に読み解く。

論考・インサイト

介護人材危機の構造 — 2040年の「見えない工程表」

2040年に介護職員が57万人不足するという厚生労働省の推計は、いまもなお進行中の深刻な危機を映し出している。有効求人倍率は3.9倍、離職率と入職率がほぼ同水準という現実。量的問題に見えるが、本質は処遇と労働環境にまつわる構造的課題にある。

論考・インサイト

連続勤務14日上限と勤務間インターバル — 労基法改正論議が問う働き方の転換点

導入率わずか5.7%にとどまる勤務間インターバル制度。40年ぶりとなる労働基準法の大改正は、長時間労働の構造転換を目指す重要な転機である。しかし中小企業の運用負担や業界慣行など実現への壁は厚い。制度設計の意図と現場の乖離を両面から読み解く。

論考・インサイト

雇用の「量」は回復した、では「質」は — データが映す日本の労働市場の構造課題

完全失業率2.5%、有効求人倍率1.19倍。マクロ統計は雇用の回復基調を示すものの、実質賃金の長期停滞、非正規雇用比率37.2%、職種間の需給ミスマッチは依然として根深い。統計データと当事者の声の双方から日本の雇用の「質」の課題を構造的に分析する。

論考・インサイト

完全失業率の構造 — 年齢・求人倍率から読み解く雇用の今

日本の完全失業率は全体では2%台半ばと安定的に推移しているものの、15〜24歳の若年層に限ると約2倍の水準に達する。年齢別・性別の失業率データと有効求人倍率の推移を重ね合わせることで、統計の裏に隠れた雇用構造のミスマッチと世代間格差を読み解く。